概要
2011年3月11日(金)~13日(日)
参加者数 約100名
今年は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の影響により、「第7回種子島ロケットコンテスト」は中止と致しました。代わりに、参加者がモデルロケットに係る技術について相互に意見交換し、交流を図る場として、「モデルロケット技術交流会」を開催致しました。
全国の大学、高専、高校及び社会人からなる参加者総勢約100名が参加した「モデルロケット技術交流会」は、残念ながら2日間とも天候不良のため、ロケットの打上は全て中止という結果となってしまいました。しかし、自作した機体に関して、ミッション概要や創意工夫した所などをプレゼンテーションする「モデルロケット・CanSat技術発表会」が開催され、お互いの技術交流を促進する場として、大変活発な議論が行われました。
また、ロケットコンテストを将来、鳥人間コンテストやロボットコンテストのようなメジャーな大会にするためにはどのような改善を図るべきかを体系的に検討する事を目的として、今年度から「立命館MOTプラクティカム制度による種子島ロケットコンテストの改善研究」を実施致しており、立命館大学の学生の方による第一回目の研究成果発表会が参加者の前で行われました。
12日の午前中には、「ロケット開発と種子島宇宙センター」と題してJAXA職員 青柳 孝氏による宇宙講演会と種子島宇宙センターの施設見学会が行われました。夜は、盛大に技術者交流会を開催し、宇宙開発に携わる企業の技術者、JAXA職員、行政職員、参加者が一緒になって楽しいひと時を過ごし、また来年この種子島の地で再会する事をお互いに誓い合いました。
上位入賞
種目① ロケット部門 滞空および定点回収
チーム/所属 | |
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優勝 | 三郷モデルロケットクラブ |
準優勝 |
FALCON
神奈川総合産業高等学校 |
種目② ロケット部門 高度
チーム/所属 | |
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優勝 |
PLANET-Q
九州大学 |
準優勝 |
PLANET-V
九州大学 |
種目③ ペイロード部門 CanSat
チーム/所属 | |
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優勝 |
神佐藤 川名
東京高専 |
準優勝 |
ENTERPRISE
神奈川総合産業高等学校 |
種目④ ペイロード部門 オープンクラス
チーム/所属 | |
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優勝 |
PLANET-Q
九州大学 |
準優勝 |
SSSRC
大阪府立大学 |
企業賞
賞(50音順) | |
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審査員特別賞 | |
「(株)IHIエアロスペース」賞 | 鹿児島高専 |
「宇宙技術開発(株)」賞 | 第一工業大学 |
「川崎重工業(株)」賞 | 熊本大学 |
「(株)コスモテック」賞 | 早稲田大学 |
「種子島観光協会」賞 | 九州大学 |
「日本宇宙フォーラム」賞 | 香川大学 |
「日本エアリキード(株)」賞 | 新居浜高専 |
「日本航空宇宙学会西部支部」賞 | 福岡大学 |
「三菱重工業(株)」賞 | 首都大学東京 |