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競技内容

技術発表会

全種目とも、飛行競技の前に、技術発表会を行い、これも審査対象とします。
悪天候で競技が完了できなかった種目の順位は、プレゼンテーションの評価により決定します。

種目1:ロケット部門(滞空及び定点回収)

競技内容

発射点から打ち上げ、できるだけ長く空中に滞在し、かつ射点にいかに近く着陸できるかを競う。


  • 時間計測は、ロケットが動いた瞬間から地面に着地した瞬間まで。
    距離計測は、打ち上げ地点から、着陸地点までの直線距離を計測する。
  • 滞空時間と距離をポイントに換算して合計点で評価する。配点は事前に公開する。
  • マルチステージやクラスターロケットについては、最も上段(最後にエンジンに点火する機体)を計測の対象とする。
  • 射点から半径50m以内の陸地で回収できなければ失格とする。

機体条件

  • エンジンはA型からC型までの組み合わせで黒色火薬20g 以下であればどんな組み合わせでもよい。
  • エンジンは本会が準備するものを使用する。但し、応募が多い場合には多少の負担をお願いすることもあり得る。

種目2:ロケット部門(ペイロード有翼滞空)

競技内容

ペイロードに翼をつけ、放出から着地までの滞空時間の長さを競う。

  • 射点から半径400m以内の陸地で回収できなければ失格とする。
  • 高度は20m以上、上昇すること。
  • 参加申し込み締め切り日(12月4日)までに試射の様子を撮影した動画を審査員が確認する。
    また機体審査(3月2日)の際に、設計計画書 提出時の機体形状から大幅な変更が認められる場合、
    変更後の試射の様子を撮影した動画を審査員が確認する。
    飛行の安全性が確認できない場合、当日の打上げを行わない。

機体条件

  • エンジンはC11-3型を使用する。
  • エンジンは本会が支給する。ただし、社会人については実費を請求する。
  • ペイロード個数は1個(重量は50g以上)とする。
  • エンジンを含めた機体の総飛行重量は170g以下とする。
  • ペイロードにつける翼の形は自由。固定翼のグライダーでも、回転翼のオートローテーションでもよい。
  • ペイロードの翼が展開した状態での機体の打上げは認めない。
  • ペイロードの翼を展開する場合、エンジンのバックファイヤを用いた機構とすること。
  • ペイロード部にはパラシュートやパラフォイルは基本的に用いない。安全のための非常パラシュートの使用を認めるが、
    その場合「有翼滞空」としての成績は非常パラシュート展開までの時間とする。
  • ロケットおよびペイロードは海に浮くこと。
  • ロケット機体はパラシュートやストリーマで安全に着地させること。
  • ペイロードの無線操縦や自動操縦を認める。動力飛行は認めない。

種目3:ロケット部門(高度)

競技内容

本会が支給する高度測定装置を搭載し、できるだけ高く飛ぶことを競う。

  • 射点から半径400m以内の陸地で回収できなければ失格とする。
  • 高度600m以上へは到達しないものとする。
  • 参加申し込み締め切り日(12月4日)までに試射の様子を撮影した動画を審査員が確認する。
    また機体審査(3月2日)の際に、設計計画書 提出時の機体形状から大幅な変更が認められる場合、
    変更後の試射の様子を撮影した動画を審査員が確認する。
    飛行の安全性が確認できない場合、当日の打上げを行わない。

機体条件

  • エンジンはC6-3,C6-5,C6-7型の何れかを競技者が選択し使用する。
  • エンジンは本会が支給する。ただし、社会人については実費を請求する。
  • ロケットは海に浮くこと。
  • 機体は単段式とする。
  • 搭載する高度測定装置は、重量9.9gで、最高到達高度を記録する。
  • 紛失対策として、大会側で用意する電波式のビーコン搭載を義務付ける。(形状・仕様は後日掲載予定)
  • 風が強いため、紛失しないための更なる対策を推奨する。

高度計とビーコンの仕様

「高度計およびビーコン装置の仕様」 PDFダウンロード:altimeter_beacon.pdf(474KB)

種目4:フライバックタイムアタック

趣旨

  • 再使用型ロケットを意識し、高く・遠く飛ぶロケットよりも再整備の容易なロケットを作成する。
    そのためには、効率的な運用・システム設計が求められる。
  • 競技をとおし、実際のロケット打上げで必要とされる「チームワーク」、「円滑な射点整備」、「射場安全」等を学べる。

競技内容

本会が用意するペイロード3機を同じロケットで3回打上げ、1機目の打ち上げから3機目の機体・ペイロードを射点まで回収する間の
タイムを競う。


全体
  • 各チーム参加者は最大3名とする。
  • 各チームの機体は1機準備することとする。(ペイロードは本会で3機準備)
  • 射点から3回モデルロケットを発射し、3種のペイロードを回収するまでの時間を競う。
  • 競技にかかった時間の短いチームが勝利チームとなる。
  • ロケットは高度30m 以上まで到達すること。(高度は、監視員が目視にて確認する。)

失格条件
  • 競技会場の中で機体またはペイロードが回収できなければ失格とする。
  • 機体またはペイロードに破損・分解があればその時点で失格とする。
  • 再打ち上げ前には機体の安全確認チェックを実施し、安全であることを認められる必要がある。
    安全確認に要する時間(モデルロケットの自主消費基準第16条の2も含む。)は競技時間に含めない。
  • 各チーム競技時間が15分を越えた場合は失格とする。
  • その他、安全が確保されないと判断されたチームは運営側により失格とする。

機体条件

  • ペイロードはガシャポン(市販の48mm径)に入ったレゴ人形(宇宙飛行士)とする。(20g程度を想定)
  • エンジンはA型からC型までのいずれかを1本ずつ、計3本使用する。
  • エンジンは本会が支給予定。但し、応募が多い場合には多少の負担をお願いすることもあり得る。
  • ペイロードの回収機構は各チームで準備すること。(パラシュート、ストリーマなど)
  • ペイロードの取り付け部分となる小さな構造物ならば、あらかじめカプセルに取り付けておくことを認める。
    (おおむね、カプセルより小さい構造物なら、よいものとする。)

競技手順
  • 測定時間は「1機目を発射してから3機目の機体・ペイロードを射点まで回収してくる時間」とする。
  • 機体・ペイロードはそれぞれパラシュートなどの機構で安全に着地させること。
  • 機体・ペイロードの両方が地面に着地し、安全が確保されるまでは射点エリアでヘルメットをかぶり待機すること。
  • 機体の整備発射は参加者が実施、安全確保・機体の安全チェックは運営側が実施する。
  • 2回目と3回目のエンジンとペイロードは射点から(20m前後)離れた「打ち上げ準備所」においておくこと。(毎回補充しに行く)
  • 各チームで射点の角度調整は可能とする。(垂直方向より30度の範囲内において)
  • 点火操作者は安全確保・機体の安全チェック完了後に、「地上保安コール」「カウントダウン5秒」を実施。
  • エンジン交換の際には、軍手などをして直接エンジンに触らないこととする。

フライバックタイムアタックの模式図

「フライバックタイムアタック競技模式図」 PDFダウンロード:flyback_timeattack.pdf(212KB)

種目5:ペイロード部門(CanSat)

競技内容

CanSat による come-back 競技。


  • 高度50m前後から投下し、その後、飛行または走行して、あらかじめ指定した目標地点の近くに到着できるかを競う。
    • 気象条件などにより、高度50mからの投下が難しい場合、投下高度を低くすることがある
    • 各チームの投下高度ができるだけ揃うよう、本会は努力しますが、自然が相手のため保証はできないことをご理解ください。
  • come-backを行わない機体も、審査員特別賞(企業賞)とプレゼンテーション表彰の対象とする。
  • 投下は係留気球から遠隔操作により行う。
  • 目的地到達のための制御を行えたか、制御履歴の確認を行う。

     - 偶然に目標地点の近くに落下して好成績となるのを防ぐため、
      CanSat放出後から、動作を停止するまでの制御履歴の有無の確認を行う。
      制御履歴とは、GPS等のセンサ計測値、サーボモータ等への制御出力の、時系列データです。
      計測値と制御値に矛盾がなく、目標地点に向けて制御しているという履歴の確認がとれた場合には、
      最終到達距離を30m短縮して評価する。履歴が確認できずとも失格にはならない。
     - 履歴の確認は専門のスタッフが行う。
      CanSat搭載メモリや無線通信などを介して、競技後すみやかにPCで確認できるように設計しておくこと。
     - 履歴の提出は、機体回収後50分以内とする。
      提出後はすみやかに履歴を示しながら、制御ができているかの説明を行う。

機体条件

  • 機体とパラシュート合わせて、直径154mm、高さ300mmの円筒に収まるサイズで、質量1050g以内。
  • 紛失対策として、ビーコン搭載を推奨する。
  • パラシュート、パラフォイルなどに相当する減速機構は必ず搭載すること。(自由落下は避ける)
  • 機体の色には青、水色など視認し難い色は用いないこと。
  • 火薬や燃料などの危険物、人体に有害な物質を搭載しないこと。
  • 小型の物体を放出しないこと。
  • 複数の機体からなる場合、移動能力があるなかで目標地点に最も近付いた機体を計測する。
  • 目標地点には赤いカラーコーンを設置しているが、画像や超音波で検知したい等、特別の要求がある場合、
    参加者で用意した独自ターゲット物体を、一時的に設置することを認める。
  • CanSatの投下を光センサで検知する等の理由で、投下装置を遮光したい場合、遮光材料は参加者が用意すること。

各種目共通事項

用意した複数のパラシュート、ストリーマ、CanSatの車輪などから、当日の条件をみて最適なものを選んでよい。
その場合、それぞれの条件で安全審査をうけること。それらを使用した場合に

  • [ロケット]降下速度5m/s以下であること。
  • [ロケット]重心が安定であること。
  • [CanSat]寸法、重量が制限以内であること。
以上を満たしていれば、当日の気象状況等をみて、適切なものを選択してよい。
当日にパラシュートに穴をあけたり、穴を大きくする場合も、降下速度が5m/s以下の範囲で認める。

ルール上認められるか微妙なアイデアの機体は、早めに大会事務局に相談すること。

ロケット部門共通事項

  • エンジンを含めた機体の総飛行重量は、使用するエンジンのメーカーであるESTES社が定めている
    最大打上重量(Maximum Liftoff Weight)を超えてはならない。
    多段式の場合は、全ての段で、その段から上のエンジンを含む機体の総飛行重量が最大打上重量を越えないこと。
  • モデルロケットライセンスは、チーム全員でなくとも、発射操作を行う人が保有していればよい。
  • ロケット機体はパラシュートで安全に着地させること。
    ロケット機体からパラシュートやストリーマが展開出来ない場合、もしくは落下途中に分離して自由落下した場合は失格とする。
  • モデルロケットを打ち上げる際には、発射台の状態、保安区域内立ち入り者の有無、
    低空の飛行物の有無を指呼して危険のないことを確認して点火すること。
    また、点火操作を行う者は、周囲の者が確実にわかるように大声でカウントダウンして発射すること。
    これらを守らず打上げた場合は失格とする。
  • パラシュートは電気信号で展開できるようにしてもよいが、安全のため、より信頼性の高いバックファイヤでも
    開くようにしておくこと。
    つまり1つのパラシュートを電気とバックファイヤの2通りで開けるようにするか、別々のパラシュートを設けること。
  • 点火コントローラ、ランチャーは、大会側で用意するが、独自の物を持ち込んでもよい。

使用するロケットエンジン


エンジンの型 火薬の種類 火薬量(g) 最大打上重量(g) 使用種目番号
A8-3 黒色火薬 5.6 85 1・4
B6-0 黒色火薬 6.5 113 1・4
B6-4 黒色火薬 8.4 113 1・4
C6-0 黒色火薬 13.0 113 1・4
C6-3 黒色火薬 14.2 113 1・3・4
C6-5 黒色火薬 14.9 113 1・3・4
C6-7 黒色火薬 15.6 71 1・3・4
C11-3 黒色火薬 14.2 170 2
イグナイター   0.05   1・2・3・4

※火薬量=推進薬量+延時薬量+放出薬量

大会で用意するランチャー

いずれかに適合するようにランチラグパイプを製作してください。


  • 小型ロケット用(おおむねB型以下) ロッド直径 3.4mm
  • 中型ロケット用(おおむねC型以上) ロッド直径 7.0mm または 6.4mm

安全審査基準

ロケット部門(種目1,2,3,4)で使用するロケットは、会場で受け付け時に安全審査を行います。
本会が定める安全審査基準をご参照ください。

「第13回種子島ロケットコンテスト ロケット部門 安全審査基準」 PDFダウンロード:rocket_safety2016.pdf

  • 競技は日本モデルロケット協会の自主消費基準に従い、風速8m/s以下で実施し、発射角は地平線から60度以上とします。
  • 気象条件により競技が実施出来ない場合は、参加者の技術発表会での、設計と完成度で審査します。

競技会場

JAXA種子島宇宙センター内の竹崎芝生広場

都合により、宇宙センター内敷地が使用できない場合は、予備会場として前之浜海浜公園を使用します。
その場合、保安距離が不足するため、種目2と3は飛行競技を行わず、
技術発表会のプレゼンテーションの評価により順位を決定します。


宇宙科学技術館の見学は、自由見学(無料)です。